日々の出来事や趣味についてだらだらと語ります。
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管理人
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銀月
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性別:
女性
趣味:
読書・ゲーム・料理
自己紹介:
日々マイペースがモットーの、O型に間違われがちなA型です。
熱しやすく冷めやすい。ところにより冷めにくい。 思考回路がどうしようもなく腐女子です、はい。 |
福井/晴/敏さんの本を読んでいます。
大学時代に『川/の深/さは』と『Twe/lve Y.O.』は読んでたんですが、 この間『亡/国のイー/ジス』を読み終えたので、今は『終/戦のローレ/ライ』を読んでいます。 この方の本にはいつも青年とおじさんが出てくるのですが、 その青年とおじさんの交感にいつも心打たれます。 自分の命の重みを感じきれない青年。 と、 人生に飽いて、妥協の中に生きてしまう男。 でも互いに相手の中にあって、自分に無いものを見つけ出し、 まさに「生まれ変わる」瞬間をむかえます。 読み手も心のヴェールを一緒に剥がされたような衝撃、感動を感じられる作品ばかり。 まだ『ロー/レライ』は途中ですが、『亡/国のイー/ジス』は本当に感動します。 純粋に読み物としても面白いですし。 しっかり練られたプロット。次々明らかになる事件の真相。 息つく暇の無い展開・・・。 ハードボイルドアクションという括りになるんでしょうか。 臨場感がものすごいんですよね。 それから、この方の作品はどれも、 日本という国の在り方、というか、 一国民として、日本人としての意識の持ち方、 ひいては自分の生き方にも「これでいいんだろうか?」という疑問を投げかけてくれます。 私は基本的に面倒な事は見てみぬ振りをしてしまうし、 だから選挙も期日前投票が面倒という理由でいかなかったんですが(・・・)、 この方の本を読んでると、こういうスタンスじゃ駄目だよな・・・と考えさせてくれます。 例えば先の戦争で亡くなった方々が願っていたのは、 きっと日本が良い国になること。 良い国って、じゃあ何だ? 戦争しないで、水が文字通り湯水の如くあって、皆が学校へ行ける。 確かに住みやすいけど、戦争放棄を謳っているけど、 でも今の日本を戦争で亡くなった方に胸を張って見せれるかって言ったら、 私は胸を張れないなぁと思うのです。 何かが足りない。何かがおかしい。 でも、じゃあそれはなんだろう・・・。 普段漠然と感じている、そういった問題に改めて向き合わせてくれる作品でした。 自分に関係ないから良いや~。 で済ましてたら、この疑問は一生解消されないんだろうな、と改めて考えたりしました。 こんなことごちゃごちゃ考えなくても本当に純粋に面白いしね! お勧めです。 でも血なまぐさいのが苦手な方には辛いかも・・・ですが。 PR 2007/06/02(Sat) 23:53:33
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